松山油脂

松山油脂

石けんができるまで、
釜でおよそ100時間。

最終更新日>2022/03/29
文責>鈴木誠史 写真>若菜紘之


松山油脂

ものづくりの町・墨田区と、大自然に囲まれた富士山麓に工場を構える松山油脂。

戦後まもなくから石けんを作り始め、1995年に初めての自社ブランド「Mマークシリーズ」を発売して以来、釜焚き製法と透明石けんの製法を核に、シャンプー・ボディソープ、化粧水やクリームなど様々なものづくりを続けている会社です。日常品に求められる品質を安全性・環境性・有用性のバランスだと考え、使っていて心地よい製品づくりを心がけています。

この姿勢はわざわざの精神である“全ては誰かの幸せのために”と通じるところがあります。自分・家族・同僚・お客様・地域・取引先、どれかを最優先にするのではなく、どれにとっても大体ちょうどいいを選択することが大切だとする考え方です。

「使い心地がいいから」「よく汚れが落ちるから」といった機能面だけではなく、商品がどのように生まれ、どのように還っていくのか。松山油脂の商品を通してみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

松山油脂

「洗う」と「潤す」はひとつ。(ハンド・全身保湿クリーム

「肌に合うか」「刺激はないか」と悩みながら選ぶものだからこそ、洗浄料は洗い流せて肌に残らないものだけで作り、スキンケア用品は肌に欠かせないものだけで作るという松山油脂。「洗う」と「潤す」をひとつと考え、自らをウオッシュ&ケアカンパニーと形容しています。

松山油脂が誇る「釜焚き製法」

松山油脂

釜焚き製法で作られた固形石けん

松山油脂の墨田工場では70年以上、天然油脂を主な原料とする昔ながらの製法で純石けん素地(石けんの成分)を作っています。釜で石けんを焚き上げることから「釜焚き製法」と呼ばれ、時間も人手もかかるため、この製法での石けんづくりを続けている会社は国内でも数社であるといわれています。

原料を釜に仕込むところから石けんとして仕上がるまでおよそ100時間。この工程を担っている墨田工場の作業場は「釜場」と呼ばれ、伝統の製法を守るスタッフとともに松山油脂の誇りであると語られています。

墨田工場で作られ乾燥された石けん素地は、富士山の北麓にある富士河口湖工場へ。天然精油や植物エキスなどが丹念に混合された後に練り上げられ、型打ち、成型、包装され最終製品となり私たちのもとへ届きます。

M-markシリーズ

松山油脂

ひとつひとつに丁寧な説明文。これもM-markの特徴。

「あれこれ加えるのではなく、毎日、そして最後まで気持ちよく使うための成分だけを配合する」それがM-markシリーズです。ボディケア、ヘアケア、スキンケア、そしてデイリーケアと毎日の暮らしに欠かせないものが揃っており、年齢・性別問わず家族で一緒に使える暮らしの定番アイテムです。

わざわざではM-markシリーズのうち、釜焚き製法で作られた固形石けんをはじめ、釜焚き石けんによるボディーソープハンドソープ、加えて洗濯用の液体石けんを扱っています。保湿クリームほか肌ケア用品も取り揃えていますので、ぜひ合わせてお使いください。

松山油脂

洗浄成分に石けんを配合した「せっけん歯みがき」も。発泡剤、合成界面活性剤フリー。刺激が少ないので口内が荒れている時も安心して使えます。

背景が明確に見えるものづくり

松山油脂

柚子のリップクリームに使われている精油は国産柚子の果皮から抽出したもの。これらの柑橘を余さず活用する取り組みが始まっています。

松山油脂では原材料に使う柚子などの「精油」も、できるだけその製造背景をお伝えできるよう自社にて果実から精油を抽出して使用するなど、背景が明確に見えるものづくりを行なっています。

そのひとつが、松山油脂が展開する「山神果樹薬草園」の取り組み。徳島県にある山神果樹薬草園では、和柑橘の栽培、植物由来成分の研究、精油・食品・飲料の製造をしています。

松山油脂

山神果樹薬草園については、こちらのページで詳しく紹介しています。

「担い手不足で収穫できない」「規格外で出荷できない」などの理由で活用されていない和柑橘(柚子など)が集められ、皮からできる精油は松山油脂のアイテムへ、抽出した果汁は山神果樹薬草園が作る食品・飲料へと、余すことなく活用されます。そこから生まれる収益は村や農家さんへと還元されています。