容器の再利用

その容器、また使えるかも。

捨てずに活用できるか粘っていきたい

最終更新日>2021/09/03
文責>いしはら 写真>若菜紘之


わざわざではかねてから「再利用」を意識してきました。たとえば実店舗「わざわざ」をオープンするにあたっては、ドアや窓、石窯、厨房機器、電灯や什器に至るまで、店内の設備のほとんどをリサイクル品で作りました。工事で使った木材などを再利用して家具も手作りしています。

容器の再利用

わざわざ店内の棚。DIYで作りました!

容器の再利用

こちらはわざわざが手作りして販売している「ふつうのクッキー」。包み紙には、パンの原材料である小麦粉の包み紙を再利用しています。

容器の再利用

2021年6月にリリースした「わざわざの贈りもの」。ギフト包装は華やかな反面、贈った後に無駄になるものが多いことから販売をなかなか始められませんでした。印刷工場の残紙を梱包材に使うなどして、オンラインストアでようやくギフト包装に対応しました。

こちらで使用するギフトボックスは、サイズやデザインの設計にこだわってオリジナルで製造しました。ボックスをうまく再利用していただきたい、という思いを込めています。

容器の再利用

中・大サイズの2種類あります。こちらは中サイズ、文庫本やポストカードが入る大きさです。

今一度、身の回りを見渡してみてください。実はうまく活用できるけれど、捨てようとしていたものはありませんか。余った容器を再利用することはほんの小さな行動ですが、ゴミを減らすことにつながります。

わざわざで取り扱っている商品も、さまざまな容器に包まれてお届けしています。何気なく捨ててしまっていたものも、目線を少し変えるだけで素敵なアイテムに早変わりします。

たとえば、小さな瓶

瓶はラベルをきれいに剥がしてしまえば、あらゆる用途で再利用ができます。食品が入っていた瓶なら、自家製ジャムを保存する容器として。ほかにもお花を活けたり、観葉植物の水耕栽培で使うのもいいですね。子どもとの工作で使うビーズやボタンを入れれば「見せる収納」にもなります。

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津田さんのジャムが入っている瓶はいたってシンプルな形で使いやすいです。

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角ばった形が少し珍しい、新潟の伝統香辛調味料「かんずり」の瓶。ラベルはフィルムなので簡単に剥がせます。※フタの文字はプリントされているので取れません

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黒のフタってあまり見かけないですよね。栗好きにおすすめしたい栗あんが入っている瓶です。

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半熟半生せっけんが入った小瓶は背が低くてかわいらしいフォルム。

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シバポン(柿酢入り)の瓶。胴体と首元のメリハリがきいていて、一輪挿しにも映えそうな形です。

油やポン酢などの瓶の口についているキャップは、フタ部分を下方向に引き裂いてから引っ張るか、スプーンの柄を注ぎ口に入れ「てこの原理」を利用すれば簡単に外せます。キャップがついている瓶も、ぜひ再利用の候補に入れてみてください。

缶やスプレーボトルも魅力的

わざわざで取り扱っている商品ですと瓶の容器が多いですが、缶やスプレーボトルのものも少しだけあります。

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加賀ほうじ茶が入っている缶は、またお茶を詰め替えるもよし、フタを外してマドラーなどの長細いものの収納に使うもよし。

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化粧水「朝摘みばら水」のスプレーボトルはいつまでも使いたくなります。

パッケージの箱も有効活用しよう

食器や革小物などが入った箱はしっかりとした作りのことがあります。お菓子や乾物をいれたり、デスク回りの小物入れ、玄関や洗面台にある戸棚の収納など、いろいろと使ってみてください。フタがあったほうがよかったり、外してしまったほうが使いやすかったりと、工夫のしがいがあります。

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東屋のバターケースの箱。東屋は商品も梱包用の箱も、自然に還るものだけを用いて作られています。

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ろくろ舎の漆器はグレーの箱でお届けします。インテリアにも響きにくいシンプルさ。

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HASAMI PORCELAINはロゴの入った箱です。

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logseeの長財布が入った箱。スタイリッシュな印象があり、デスク周りの小物整理に役立ちそうです。

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こちらは箱ではなく牛乳パック。ツバメコーヒーのアイスコーヒーのパッケージです。

牛乳パックは切り貼りして筆記用具立てを作れたりと、工作の材料としても役立ちます。資源ごみとして回収してもらう機会が多い牛乳パックですが、丈夫にできているのであえて手元で活用してみるのも手です。

容器の再利用は、ものを大切に扱うことと通じていく

食品が入っていた瓶や、お皿を買ったときの箱。それらを「うまく使える場所はないか」と立ち止まって考えてみることは、ものを長く使うことの楽しみにも通じているのではないでしょうか。

容器の再利用

付き合ってきた日々の経過や、自分好みに使ってきた痕跡を、「経年変化」という形で教えてくれるものがあります。それは使うほど消耗するものとは違い、使うほど味のある風合いへと育ち、愛着をもって使い続けたくなります。

次にまた何か必要なものを手に入れるとき、今度は経年変化でますます美しくなるものを選んでみませんか。