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Sanders

英国紳士の定番

最終更新日>2021/09/30
文責>ワタナベ 写真>若菜紘之


伝統的な製法を守り続ける
英国靴の老舗Sanders

Derby Shoe  Sanders

Sandersは、イングランド東部にある英国高級靴の聖地として知られているノーサンプトン州のラシュデンでウィリアム・サンダースとトーマス・サンダースの兄弟によって1873年に創業、四代に渡る老舗英国靴メーカーです。

Derby Shoe  Sanders

ソールにはイギリス国防省向けに製造された旧ブランドネームが印字されています。

職人の手作業による伝統的な「グッドイヤー・ウエルテッド製法」を守り続け、現代は高性能コンピューター制御システムを活用し生産性の向上を図りながらクオリティーの高さを維持しています。この実力からイギリス国防省(MOD)をはじめ世界でも有名なブランド靴の委託製造を受けています。今も品質と技術の高さを評価され、世界中から愛される英国靴メーカーです。

ノーサンプトンで引き継がれる
グッドイヤー・ウエルテッド製法

Derby Shoe  Sanders

ノーザンプトンで盛んに用いられていた「グッドイヤー・ウエルテッド製法」は、中底に貼り付けられたテープ状のリブと呼ばれる部分にアッパー(甲革)とインナー(裏革)、ウェルトを機械でより縫いつけることで、アッパーとソールが直接に縫い付けられていないためソールの張り替えが容易になります。

グッドイヤー・ウエルテッド製法によって、ソールが磨り減っても容易に張り替えできますので、汚れを落としたりブラッシングをしたり、適度お手入れしていくことで長らくご愛用いただけます。

Derby Shoe  Sanders

天候に左右されない、ポリッシュドレザー。汚れもさっと拭き取っていただくだけでお手入れしやすいです。

アッパー部分に使われる厚みのある牛革のポリッシュドレザーは、生後6か月以内の子牛の皮を鞣した上質なカーフレザーの表面に樹脂を薄く塗っており、美しい光沢が特長です。革靴の中では比較的傷や汚れが付きにくく、少しの汚れはさっと拭き取っていただくだけなど、お手入れが楽な点が日常使いに嬉しいポイントです。

Derby Shoe  Sanders

張り替え可能なラバーソール

ソールには、ITSHIDE(イッツシェイド)社のラバーソール、「COMMANDO SOLE(コマンドソール)」を採用しています。このソールは適度な硬さとともに衝撃吸収に優れていて、ソールの減りを軽減しながら、アスファルトの上でも疲れにくい作りに。もしソールの減りが気になったとしても、グッドイヤー・ウエルテッド製法によって交換が可能な仕様ですので、長く着用いただけます。

またこのラバーソールは雨の日でも滑りにくく、雨の侵入を防ぐ役割も担っており、靴の履き回しやすさにつながっています。

Derby Shoe  Sanders

職人の手作業によるトリプルステッチ

つま先に見られる三本線のステッチは、トリプルニードル(三本針)によるSandersの職人たちによる高い技術を誇る縫製です。

Derby Shoe  Sanders

ミリタリーシリーズだけに刻印される王冠。

かかとの外側に刻印される王冠はイギリスに認められたごく一部のブランドのみ刻印されます。

新たな選択肢に。

Derby Shoe  Sanders

classico高橋さんとの関係から取り扱いが始まったSanders。

Sandersをわざわざにて取り扱うことになったのは、シャツでおなじみ「classico」の高橋さんが理由です。わざわざオンラインストアやわざわざの姉妹店「問tou」では、これまで男性に着用いただける衣類や靴のラインナップが多くありませんでした。その悩みを高橋さんに相談し、女性だけでなく男性も着用いただける製品、仕事でもプライベートでも幅広いシーンで履ける靴として、Sandersを取り扱う運びとなりました。

スラックスなどと合わせても、ジーンズと合わせてもビシッと決まる、仕事やプライベートの垣根を超えた履きこなしが楽しめるSandersの革靴が、多くの方の新たな選択肢のひとつとなれば幸いです。