スキンケアの極意

わざわざ流、スキンケアの極意

自分を丁寧に扱ってあげたい

最終更新日>2021/10/28
監修>平田はる香 文責>いしはら 写真>若菜紘之


スキンケアについてインターネットで調べたり店員さんと話してみたりすると、「どういう方法で何を使って洗顔をするか」「どういう順番で化粧水や美容液を塗っていくか」というような、スキンケアの方法や手順についての話になることが多いように感じています。

わざわざが考えるスキンケアの極意。それは「自分を丁寧に扱ってあげること」です。どこのメーカーのスキンケアアイテムをどう使うか、という方法にまつわる情報は必要なことでもありますが、あくまで表面的な話でもあります。

わざわざで取り扱っている化粧水類も選択肢のひとつにしかすぎません。わざわざ流のスキンケアは、自分自身の気持ちを満たすものであり、それは生活に根差したものだと捉えています。

自分を丁寧に扱っていくなかで鍵となるのが、気持ちのいい生活習慣です。まわりまわってスキンケアにつながっていきますので、まずは生活習慣についての話にお付き合いいただけると嬉しいです。

スキンケアの極意

気持ちのいい生活習慣とは?

生活習慣というと人それぞれに最適解が存在していますので、ひとくちに「皆がこれをやるといい」という話ではありません。今回はひとつの例として、お肌の状態を褒められることの多い、わざわざ代表・平田の生活習慣をご紹介していきます。

平田が日々生活する中で「こうすると自分が気持ちいい、だから続けている」という数々の習慣。1日の流れを通して、その習慣を見ていきましょう。

◎朝、起きたらぬるま湯で洗顔

朝の洗顔は石鹸を使わず、ぬるま湯で顔を流します。最近ハマっているのは、SASAWASHIのタオルで軽くくるくる顔をなぞること。

スキンケアの極意

SASAWASHI ウォッシュタオル

SASAWASHIの布地は和紙からできています。石鹸いらずで洗顔できるタオルとして評判で、平田の肌質にはちょうど合っていました。汚れが落ちるのか洗顔後に使う化粧水のしみこみ具合が良いように感じます。化粧の乗りも良い気がするので、夜ではなく朝に使うようにしています。

◎ファンデーションはスポンジではなくブラシで

ファンデーションというと付属のスポンジを使って肌に塗るのが基本ですが、スポンジを洗ったり買い替えたりするのがあまり好きではありませんでした。

そこで採用したのが、MiMCというブランドのブラシ。洗剤でブラシ部分を手軽に洗えるので、スポンジを捨てることもなくなりストレスが減りました。ファンデーションが肌に薄くつく仕上がりも気に入っています。

◎体を温かくして過ごす

スキンケアの極意

体の冷えが不調の原因ではないかと気づき、体を温める工夫を重ねてきました。その習慣はここには書ききれないほどにありますので別の特集でまとめています。気持ちよく過ごすための生活習慣のヒントになればと思いますので、よかったらあわせてご覧ください。

◎食事に気を配る

健康的であるために、全部の食事を手作りするようなことはしていません。外食が多ければお弁当でバランスを取ったり、そのお弁当作りは長続きさせるために余り物や買ってきた惣菜、冷凍食品をうまく活用したり。食生活は生きている限り向き合い続けることなので、我慢や無理をしないような工夫は、食事に気を配り続けるために大切です。

スキンケアの極意

ちなみに平田は自身がお肉を食べすぎると調子を崩してしまう体質であることを理解しています。そのため「健康になるためにヘルシーなものを食べる」のではなく、「自分の体質に合わせると野菜や魚を中心にしておくほうが体調面でも心地いいからそうする」という考え方で、この食事を選択しています。

どちらの考え方でも結果としては「ヘルシーな食生活」となるかもしれませんが、いずれにせよ自分自身が納得できていなければ継続するのは難しいことです。

◎夜はしっかり半身浴

お風呂では毎日本やスマートフォンを持ち込んで30分から1時間を過ごしています。子どもと入るときも長風呂したいので、シャボン玉などを持ち込んでなるべく飽きさせないようにして長く入ります。出る前にシャワーで水を浴びてから出ることが多いです。

スキンケアの極意

きとうむらのゆず湯

気持ちよくお風呂に入るために、入浴剤を時々使います。わざわざにゆず湯と粉末状の入浴剤、そして温泉タイプの入浴剤の3つがあるのは、平田が個人的にタイプの違う入浴剤をその日の気分によって選びたいからだとか。3種類とも家に常備していて、週末にゆっくりお風呂を楽しむ時にどれにしようかなと選ぶのが楽しみだそうです。

スキンケアの極意

彩生舎の薬用入浴剤。エッセンシャルオイルの香りが心と体に深くしみわたります。

スキンケアの極意

湯の花」なら、おうちで別府温泉気分を味わえます。

◎石鹸でメイクを落とす

お風呂に入ったら、まず石けんで洗顔をします。ファンデーションなどの化粧品は石けんで落とせるものを基本的に使っています。そのためメイク落としは使いません。オリブローヤル化粧石けんを愛用してきましたが、最近はアルガン石鹸がお気に入りです。

スキンケアの極意

オリブローヤル化粧石けん

スキンケアの極意

アルガン石鹸

オリブローヤル化粧石けんは泡が柔らかくて洗い上がりが心地いいのが気に入っています。アルガン石鹸はなめらかな泡で、しっとり。どちらの石鹸もお気に入りだけれど、年齢もありカサつきが気になっている今はしっとりした感じを特に求めているので、アルガン石鹸を使うようになりました。

◎お風呂上がり、お肌に体に水分補給

スキンケアの極意

お風呂を出たら、冷蔵庫に冷やしてある花梨の化粧水をパシャパシャと手で浴びるようにつけます。冬の乾燥の気になる時は体に松山油脂の保湿クリームを塗っています。リップはアルガンクリームを愛用していて、これは年中ポケットやかばんにいれていて、大好きな一品で欠かしたことがないです。手や顔の乾燥の気になる部分にも使っています。

スキンケアの極意

花梨の化粧水

スキンケアの極意

松山油脂 シア脂の全身保湿クリーム

スキンケアの極意

アルガンクリーム

お肌にしっかり水分を補給したところで、今度はのどを潤します。お風呂上がりといえばやっぱり炭酸!炭酸水にレモンやゆずといった柑橘の果汁を入れ、1リットルほど飲んでいます。炭酸水はペットボトルがごみになるのが嫌で、今年炭酸水メーカーを購入し常備しています。

◎髪の毛をドライヤーで乾かす

髪はドライヤーで乾かす習慣が身につきました(今まではそのまま寝ていたそうです)。粗方乾かしてから椿オイルを手で髪にもみこみます。注意点として頭皮にはつかないように使うこと。毛の中腹から毛先に向かってつけるようにしています。

スキンケアの極意

天然長崎椿オイル

美容師さんから頭皮に油分をつけるとよくないということを教えていただき実践するようになったら、すごく調子がよくなりました。その後もう一度ドライヤーを使うと広がりが抑えられていいです。

一度ドライヤーが壊れて、昔使っていた古いドライヤーを引っ張りだして使ったところ、不思議なもので髪が傷んだことがありました。ドライヤーが修理から戻ってきてから髪は安定してきましたが、傷んだ毛先は戻りません。傷んだ部分をばっさりカットしたら快適になりました。

最近のドライヤーは熱の伝わり方などに工夫が凝らされているようで、いかにハイスペックかを実感しました。髪は手入れすると大分印象が変わります。年齢を経たからこそちゃんとケアしないとなと感じた出来事でした。

◎十分な睡眠時間を取る

スキンケアの極意

7時間は必ず寝るようにしています。しっかりと睡眠時間が取れていれば、次の日の目覚めがよくなりますし、仕事のパフォーマンスも上がります。

以前は22時までには寝るよう心がけていましたが、最近は本を読んだり色々なことをして過ごしているので大体24時に寝ています。それでも7時に起きるので、やはり7時間は寝ています。

朝から晩まで、様々なシーンに散りばめられた平田の習慣を追ってみました。一貫しているのは、自分が気分よく過ごしたいからやっているという心構えです。誰かから言われてやっているというわけではなく、これをやれば気持ちがいいと分かっているからこそ、習慣にまで落とし込めていました。

そしてこれらの習慣は、実は絶えず変化しています。

よさそうと思ったら、試してみる

習慣が変化していく理由は、日々インターネットや本、雑誌などを通してあらゆる情報に触れる中で「このアイテム、よさそうだな」と思ったものを調べて実際に試してみる姿勢にありました。

スキンケアの極意

例えば、先程もご紹介した花梨の化粧水。海外メーカーも含め様々な化粧水を試してきましたが、結局は花梨の化粧水に戻ってきてしまうといいます。

これまでの経験を踏まえると、化粧水は少量を大切に塗るよりもバシャバシャと量を使うのが合っているのかもしれないという考えに至っていて、最近はハトムギ化粧水をジェルとセットで使ってみています。これもいいなと思いつつ、花梨の化粧水なら1本で済むのがよかったなとも感じているそうです。

スキンケアの極意

もうひとつ、最近試しているのがミーゼというブランドの電動のウォーターピーリング。年齢と共に気になってきたのが、毛穴です。いつまでも若いままでいたいとは思いませんし、年相応でありたいと思っていますが、気になる部分は気になります。ちょっとだけあがいてみようかというところからたどり着いたアイテムです。

こちらの効果のほどはさておき、顔をじっくりとなぞってお手入れしていくその行為自体に高い満足感を覚えているとのことでした。自分にちゃんと時間を使ってあげて、大切にできているなという実感がわいてくるようです。

ハトムギ化粧水やウォーターピーリングを試して、今後それが習慣となって続いていくものかどうかはまだ分かりません。ただ、気になったら試してみるからこそ、いいものに出会える可能性が広がります。もし合わなかったら前の習慣に戻せばいいだけで、それは前の習慣を続けていく自信が深まることでもあります。

スキンケアの極意

ちなみに平田が化粧品やスキンケアを購入する際は、情報量が多いアットコスメというオンラインストアや、オーガニック系などのナチュラルコスメをセレクトしているコスメキッチンという実店舗を利用することが多いとのこと。特にコスメキッチンは実店舗でスタッフさんからアドバイスを受けたりテスターを使えるので、よりよいアイテムにたどり着きやすいです。

こうして選択したものを実際に日常で使ってみて、自分にとって良いかどうかを感じ取ること。この繰り返しが、今の自分にとって気持ちのいい習慣を作りだすことにつながっていきます。これこそがまさに、わざわざが合言葉にしている「よき生活者になる」そのものです。

よき生活者であることと、
スキンケアはつながっている

スキンケアの極意
それぞれの価値観を認め合い、自分軸を作って、自分自身の体と心の声に耳を傾けて生活してみる。昨日の自分の行動を振り返り、今日の不調に照らし合わせる。そうやって一つずつ自分の生活を作っていく人を、わざわざは「よき生活者」と呼びます。
株式会社わざわざコーポレートサイト「わざわざの心」より

わざわざが提案したいスキンケアは、スキンケアのために何か特別なことをするわけではありません。「よき生活者」として日々暮らしていく中で、自分を大切にすることこそが、巡り巡ってスキンケアにもつながっていると捉えています。

スキンケアの極意

自分を気持ちよくするための習慣は多岐にわたります。マッサージやストレッチ、サイクリングやテニスといった軽い運動も当てはまりますし、虫歯がなくても歯医者に通って定期的なメンテナンスをすることもそうです。直接的にスキンケアをしたわけでなくとも、自分を良い状態に保っていれば、お肌の状態もおのずと上がってくるはずです。

これから年齢を重ねていったり、体調や環境などの変化があったりして、今の習慣が合わなくなることも出てくるでしょう。その時はいつか試したあの習慣をもう一度やってみたり、新しい何かを試したりして、自分に合った生活に調整していけばいいだけです。

スキンケアの極意

柔軟に対応するためには選択肢が多いほうが助かります。自分自身の体と心の声に耳を傾けて、それに合うものを選ぶ。選ぶために試してみる。少しずつでいいので、自分を丁寧に扱ってあげるための気持ちのいい習慣を実践していただけたら何よりです。