芸術むら公園

芸術むら公園

四季折々の美しさを纏う場所

最終更新日>2022/04/13
文責>ムラヤマ 写真>若菜紘之


いその、ふりかけ いその、わかめ カネジョウ

長野県は大きく4つの地域に分けられます。本日ご紹介する「芸術むら公園」のある長野県東御市は「東信地域」に属しています。

東信は長野県の東側の地域で、浅間山や八ヶ岳、碓氷峠、和田峠に挟まれています。観光地として有名な軽井沢や、大河ドラマ「真田丸」で注目を集めた上田市も東信です。北陸新幹線が通っていることもあり、アクセスしやすい地域でもあります。

現在大河ドラマで放送されている「鎌倉殿の13人」の舞台もこの東信地域。鎌倉殿の13人のエリア散策や、わざわざ的モデルプランはこちらで紹介しています。1日かけて楽しめる長野県の東信地域。

今日はそんな東信地域の中でも、地元の方に”人気”でいながら、遠方の方からするとまだまだ”知る人ぞ知る”存在であろう「芸術むら公園」の魅力に迫ります。芸術むら公園には、わたしたちわざわざの2店舗目「問tou」があります。ですが今日は問touの紹介の前にこの公園の美しさ、この公園の魅力をお伝えしたいと思います。ゴールデンウィークにどこに行こうかまだ決めかねている方、時節柄なかなか遠方には旅行に行きにくいけれどプチ旅行を楽しみたい方、ぜひわたしたちのクラス東御市、芸術むら公園を候補のひとつにしてみていただければ嬉しい限りです。

そもそも芸術むら公園ってどんな施設?

芸術むら公園。この名前を聞いてどんな場所を想像しますか?「芸術」「むら」「公園」それぞれのワードから想像するのはどんな風景でしょう?

芸術むら公園は、普段はなかなか出会うことのできないような環境が揃っています。池、芝生、林、キャンプ場、コテージ、グラウンド、温泉宿泊施設、美術館、食事処、そして本やアート、非日常を売りにした店舗などが集まる、憩いの場。

春は桜が咲き、夏は芝や木々の緑が生き生きと茂る。秋は葉が赤や黄色に色づき、冬は池が凍り、時には真っ白な世界に。四季折々で魅せる表情が移り変わり、何度足を運んでも「美しい」と感じる公園です。

例えば初めて芸術むら公園を訪れた、普段は関西からリモートで仕事をしているわざわざのスタッフも、その風景に魅了され「毎日眺めたい景色」だと感じ、また長野県に移住して2021年の秋から働き始めたスタッフは、この春初めて公園内の桜の風景を目にして美しさに感動し、「移住して初めての春、贅沢感がすごい」と話してくれています。日々この公園内で「問tou」の運営にあたるスタッフもこの公園の美しさに触れながら、自然を享受しています。そしてこの公園が隅々まで非常にきれいに手入れがされ、景観が美しく保たれているのは、建設した会社さんの仕事あってのものです。

そんな美しい芸術むら公園ですが、この公園が生まれるまでには障壁がありました。この芸術むら公園を今の形へ導いたのは、東御市が生まれる前、合併する前に遡ります。

芸術むら公園ができるまで。

芸術むら公園ができるまでの道のり、そのスタートは東御市となる前、まだ合併する前の「東部町」「北御牧村」の時代まで遡ります。

この公園ができる前、この地域(丸子町〜芸術むら周辺に至るまで)にゴルフ場の建設計画が持ち上がったそう。その話を聞いた北御牧村の当時の村長・小山さんは、村で土地を買い切って、「芸術」を観点にため池を掘り、公園を作り、美術館を建て、温泉を作り、キャンプ場を作り、芸術むら公園と名付けました。北御牧村が守ろうとした風景・景観は、30年以上経った今もたしかに残り、東御市の住民をはじめみなさんの日常をたしかに彩っています。合併に伴って作られた書籍「10000の瞳 北御牧村写真プロジェクト」でも、何人もの方がこの公園の風景を写真に残していました。明神池、紅葉、桜、そこに映るお孫さんの背中。この公園の風景が、芸術が、誰かの生活の中でたしかに残っていて、それだけでもこの公園の存在の意義・そして喜びが分かります。

芸術むら公園で私たちが触れることのできる「芸術」は、まさに私たちのものであり、それらに触れる中で、日常生活で見えていながら見えていないワンシーンであったり、日常に則した芸術的な美しさに気付かされることが多々あります。

芸術がどの時代においても人々に愛され支持され続けてきた理由として、繰り返される日常生活の中で習慣化し惰性化したものの見方や捉え方を打ち崩す働きがある。つまり"見えていながら見えていないもの"に気づかせてくれたり、新たな刺激をもたらして鈍麻した感覚を生き生きと再生させたりする。その芸術は何も芸術家だけのものではない。私たち全ての人間に備わっているものだ。私たちはその芸術により自身の「生」そのものを常に更新させているのである。(書籍 10000の瞳 北御牧村写真プロジェクト より引用)

芸術むら公園と施設。

【!!修正!!】そんな魅力が詰まった芸術むら公園。千曲川をはさんで雄大にせまる浅間山の姿は、まさに絶景です。池畔には東御市北御牧出身の造形家・保科豊巳氏(東京藝術大学副学長)制作の環境芸術作品「結いの高欄道」がシンボリックに回遊しています。

芸術むら公園までのアクセス
住所:長野県東御市八重原1807-1
駐車場が多数ございます。

【電車でお越しの場合】
最寄駅:滋野駅からタクシーで約13分(約6.8km)
田中駅からタクシーで約15分(約7.4km)
※問touへの道は坂の多い山道となります。徒歩や自転車の移動は非常に困難です。

【わざわざからのアクセス】
車で約10分

その魅力を生んでいる施設、「明神館」「梅野記念絵画館」「まる屋」があります。

【!!修正!!】まずは温泉宿泊施設の明神館。浅間連峰が望める露天風呂が自慢の温泉の宿。2016年4月にリニューアルオープン後は、展望風呂付ルームやツインルームを完備し、お客さまのニーズに応じて柔軟に対応できるようになりました。施設内のレストラン「ダイニング 憩」では、四季折々の食材を活かした料理長の気まぐれメニューやジビエ料理をお楽しみいただけます。

現在明神館ではゴールデンウィークの予約を受付中です。

明神館は2021年に取材をさせていただきました。明神館でゆっくりと過ごす一日の様子はこちらでご覧ください。

【!!修正!!】「梅野記念絵画館」は近代画壇の名品を収蔵しています。明治に夭折した天才画家青木繁の作品を筆頭に、郷土画家や埋没画家の作品なども多数収蔵展示。文化交流施設としてふれあい館も併設されています。アート感覚溢れ、感性が豊かに広がっていきます。

現在梅野記念絵画館ではこんな展示会を行なっています。会期:〇〇まで

【!!修正!!】まる屋さんはこんな経緯。

芸術むら公園内にある「問tou」

そんな芸術むら公園内に、わざわざの2店舗目「問tou」が2019年4月にOPENしました。(声をかけてもらったことなど感謝の気持ちを)現在問touが入っている建物は、もともと農業振興施設でした。村の農産物やおやきなどを販売していて、農業に携わる人達の「憩いの家」になるようにという思いのもと【憩いの家】と名付けられました。

問touは芸術むら公園の中にあるということもあって、テーマを「非日常」と据えたお店。店内にはアートや書籍、衣類などが並びます。

代表平田は、この芸術むら公園にお店を出店することができると決まる前から、やりたい事業構想と、「問tou」という店名を決めていたと言います。それをここにもってこようと決意し、「芸術むら公園」という名前であることも踏まえて、芸術のもの、東御市に由来するものを集めて展示しながらアートや本に触れられる空間を作ることを目指しました。

問touの詳細を記載+イベント情報を掲載

おすすめ宿泊施設と温泉施設

遊びに来るのならおすすめの宿泊施設がございます。気持ちの良い宿で一泊してプチ旅行を楽しみませんか。あわせて温泉も紹介。

・信州八重原温泉 アートヴィレッジ明神館

・ペンション さゆ〜る

・佐久平プラザ21 少し遠いけど、平田さんのお気に入り・アカスリ。

温泉・明神館

温泉・湯楽里館 (ゆらりかん)

わざわざプレゼンツ、芸術むら公園堪能プラン・モデルコース

※モデルプランを作ってみると、むしろダブってくるところが多くあり(ランチどこで食べるかとか。)各お店さんを傷つけないように細心の注意を。むしろこちらで決めるのでなくて様々な選択肢を提案だけして、お客様が気になったところをチョイスするほうがいいのかもしれない。

芸術むら公園だけでなく、東御市にはアートが見られる場所があります。北御牧を結ぶ大きな2つの橋は彫刻作品で彩られています。みまき大橋の両端には柳沢京子さん作の村蝶オオムラサキが舞い、御八城大橋は手すりにまで前衛彫刻が入っています。

朝
問touでモーニング
そのまま公園をゆっくりと散策

昼
まる屋さんでお昼ごはんをテイクアウト
もしくは明神館でランチ
明神館で昼からお風呂に入ってもいい

午後
梅野記念絵画館さん鑑賞
芝生でのんびり、問touでコーヒー

夜
バーベキュー
キャンプ
明神館宿泊

芸術むら公園

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