村山造酢 千鳥

村山造酢

千鳥酢 醸造元

最終更新日>2023/02/16
文責>鈴木誠史 写真>若菜紘之


京の食文化に
育まれてきた「千鳥酢」

村山造酢 千鳥

京酢加茂千鳥

村山造酢は、江戸享保年間(1716〜1730年)の創業からおよそ300年の歴史を持つ京都の老舗です。

海から遠い京の町では昔から、食材の保存には酢が適しているとされてきました。また、元禄時代の書『本朝食鑑』には「酢は近畿、特に京・伏見を良しとする」という記述があるなど、酢は京都にはなくてはならない調味料となります。

創業当初、村山造酢は酒、味噌、醤油を商っていたものの、酢の製造を開始。以来、京料理に合う「千鳥酢」の醸造元として、今も歴史が続いています。

村山造酢 千鳥

「千鳥酢」の由来は、古歌「鴨川や清き流れに千鳥すむ」から。元禄時代に盛んだった京都の友禅染めの風景がラベルに描かれています。

村山造酢の「千鳥酢」は、厳選された米から醸造することで生まれる、まろやかな味と香りが特徴。

素材の持ち味を大切にする京料理に合うお酢とされ、一般家庭はもちろん、京都の料亭でも愛用されています。

村山造酢 千鳥

千鳥酢に醤油と柑橘果汁を加えた「合せ酢 甘露千鳥」。ポン酢として活用できます。