最終更新日>2021/10/06 文責>ワタナベ 写真>若菜紘之

よつめ染布舎（ヨツメソメヌノシャ）

染めを暮らしのなかに

大分県国東市に拠点をおく「よつめ染布舎」。型染（かたぞめ）と筒描（つつがき）という染色技法を用いてほとんどの工程を手作業で行い、暮らしのアクセントになるような作品を作っています。

手作業で染めた布には、機械では出せない独特の”曖昧さ”を纏っています。線の輪郭がぼんやりしていたり版が少しずれていたり。それは意図しないところでありながらもその”曖昧さ”がどこか面白く、人の手の温もりを感じさせます。

二〇二二よつめ染布舎かれんだ

細やかで美しいデザインと鮮やかな色彩に目を奪われる

人気のカレンダーが今年も販売開始となりました。よつめ染布舎の2022年版のカレンダーです。日本の行事や季節の風物詩、暮らしの中の様々な風景が、月ごとに異なる字体・色彩・デザインで表現されています。

版画のような特殊な印刷で仕上げており、その質感はとっても魅力的。消しゴムはんこも使用したりなど、細部に渡って手仕事のあたたかみを感じるカレンダーです。

2022年度は、日本の豊かな暮らしと日本の作り手がモチーフに。

2022年のカレンダーには、これまでよつめ染布舎の小野豊一さんがこれまで出会ったさまざまや職人や作り手の姿が描かれています。

月によって紙質も変わり、それぞれ異なる表情を味わえます。

大きさはＡ4より一回り小さいサイズで手頃な大きさ。
（28cm×19cm）

毎日の暮らしの中で、カレンダーに目を向けるとき、

この絵の中にはどのような作り手がいて、

どんなものを作っているんだろう、と考えを巡らせるのも楽しい。

パッと目を引く色彩ながらに、温かみのあるデザイン。

細やかな部分もじっくりと眺めて。

随所に見逃せない可愛らしさがあります。

10月はわざわざのパンの窯入れの様子が！

10月はわざわざのパンを窯入れする様子がモチーフとなっています。うれしい！眺めているうちに、焼きたてのパンが食べたくなりました。

最後のページには各月の柄についての作者の思いが綴られています。

小野さんがイベントの際にわざわざのパンの厨房まで足を運んでくださり、その時の窯入れの光景を美しく描いてくれました。ぜひ2022年10月もお楽しみに。

めぐる季節、それぞれに味わいがあります。その月々のデザインをお楽しみください。

めくりたいけどめくるのが惜しくなるような、一枚一枚が愛らしいアート作品です。切り取った後は飾っておきたい。

表紙は薄い紙で保護されています。壁に飾る時に切り取ってお使いください。

ほのかな趣を感じる、糸とじで作られたカレンダーです。

日常の暮らしの中に自然に溶け込みながらも、その高いデザイン性は画になり、めくる楽しさがあります。月が終わったあとも飾っておきたくなる、再利用して最後まで大切に使いたくなる、そんなかれんだです。

二〇二二よつめ染布舎かれんだ | よつめ染布舎
材質：紙
サイズ：28cm×19cm
生産：大分県国東市
販売者：よつめ染布舎（大分県国東市）

わざわざ取り扱い開始年：2021年

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