Shetland Woollen Co
シェットランド伝統のウールニット
最終更新日>2023/11/11
文責>鈴木誠史 写真>若菜紘之
Shetland Woollen Co(シェットランド ウーレン コー)は、スコットランド北部 シェットランド諸島メインランド島に70年代から2002年まで実在したシェットランドセーター専門店です。ショップはなくなりましたが、現在もデザインから編み立て、完成品に至るまで、全ての工程をシェットランド島の自社で続けています。
Shetland Woollen Coによれば「誰もがニットを編む人を知っているか、過去に編んだことがある」というほど、ニットの豊かな歴史ある土地として知られているシェットランド諸島。かつてはシェットランドの各地にニット工場がありましたが、現在では2つしか残っていないといいます。
Shetland Woollen Coは古くからあるシェットランドニットの伝統を守りながら、現代の技術と融合させることで環境への影響を減らし、地域社会をサポートすることを掲げています。
100%天然ウールのみを使い、必要な時に必要な分だけ、小ロットで編む仕組みで作られているShetland Woollen Coのシェットランドニット。ぜひ、お手入れしながら長くご愛用いただきたい1着です。
伝統の「シャギードッグ」
Shetland Woollen Coの象徴ともいえるのが「シャギードッグ」です。シャギードッグとは、シェットランドの漁師たちが愛用していたシェットランドセーターの表面をスコットランドの国花であるアザミの棘で引っかいて起毛させたもの。
起毛させることでふんわりと心地よい肌触りを生み出しているほか、この加工により表面に空気層が生まれ、寒さと水滴を軽減させてくれます。