お気に入りのカゴと出かけよう

お気に入りのカゴと出かけよう

レジャー、買い物、これひとつ。

最終更新日>2023/03/15
文責>鈴木誠史 写真>若菜紘之


春に向けて、遠出やピクニックを検討されている方も多いかもしれませんね。お休みの日はぜひ、持ち手付きの手提げカゴと一緒に外へ出てみませんか。天然素材の爽やかな雰囲気、何を入れても様になる風合いは、おでかけの気分をきっと上げてくれるはずです。

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サイザル手マルシェカゴ:漁業用ロープに使われるほど、水中の耐久力に優れた自然素材「サイザル」を編み込んだカゴ。濡れてもへっちゃらで、レジャー使いにもぴったりです。

侮りがたし!この大容量

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ストロードーム手横長カゴ:モロッコの職人がストロー状の水草でひとつひとつ手作りで編んだ、横長タイプのバスケット。3サイズ展開で、深さはどれも16cm。荷物がたっぷり入ります。

カゴフェアには持ち手の付いた手提げカゴが揃っています。お財布やスマホなどを入れて出かけるのにちょうどいいサイズのものもありますが、例えばピクニックの場面。家族分のお弁当やレジャーシート、そのほか必要なもの全部を詰め込んでお出かけできるような、大きなサイズがあるのもカゴの魅力です。

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籐二本手 楕円バスケット:籐で編まれたカゴバッグ。和装にも洋装にも合わせやすく、おでかけにもお買い物にも大活躍の予感。

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マルシェカゴ 革手:持ち手の革と深さのあるカゴは、見た目の良さと使い勝手の良さを兼ね備えています。ハンドバッグ感覚でお出かけに使えるのがよいですね。

お買い物に手提げかごを持っていくなら、行きは空っぽの状態にして。市場や道の駅でたっぷりと野菜や食材を買い込んでも、大きめのカゴならまるごと入れて持ち帰れます。たっぷり入る容量の大きさに対して、例えば『籐二本手 楕円バスケット』の重さは約560g。軽いので持ち運びにも便利です。

これらのカゴは西アフリカやモロッコ、岩手、長野…とさまざまな産地で作られていますが、どれも職人が手仕事で時間をかけて編み上げています。目のつくりもしっかりとしているため丈夫で、大容量にたっぷりとものを入れても安心です。

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あけび織編手提げかご:職人の数が減り、材料となるあけびのつるも年々採れる量が減り、今ではあけび細工そのものが希少なものとなっています。貴重な職人の手から生み出された、大切に使えば親子代々受け継ぐこともできるような手提げかごです。

シーズンが過ぎたら収納に

年中使い倒してほしい手提げカゴ。ただ、お出かけ用のファッションとしては、この涼しげな雰囲気は秋冬向けではないかもしれません。カバンの場合「使わない時期は押入れに入れたまま」となりがちですが、カゴなら使わない時期も収納できるインテリアとして活躍してくれます。

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部屋の片隅にそのまま置いても雰囲気があります。写真は共手ドームマルシェかご

天然素材を編み込んだカゴには表情があります。部屋に置くだけで、経年変化していく風合いを見て楽しむことができます。

大容量を活かしてお部屋では散らばりがちな物を入れる(雑誌収納やランドリーバスケットなど)収納にするほか、通気性の良さから、野菜ストッカー(根菜入れ)として活用する方法もあるそう。スーパーや市場でのお買い物に利用して、買い込んだものをそのまま台所に置いておけるのは便利ですね。

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使わない時期でもしまい込まずに頻繁に使ったほうが、実はカゴそのものの保管にも良いのです。2021年8月に、バンブー素材のカゴの保管についてメーカー・松野屋さんにお話を伺ったことがありました。

“竹素材はどうしても虫が付きやすく、完全に虫食いを防ぐのは難しいのが現状です。長期間動かさず一定の場所に置いておくと、カビや虫が付きやすいので、なるべく頻繁にご使用いただくか、使用しない場合でも保管場所を頻繁に変えていただくのが良いかと思われます。”

普段のお買い物に、お出かけの際の装いに。そして時期によっては美しい収納としても。シンプルなつくりである分、活用できる方法はいくつもありそうです。お気に入りのカゴを見つけたら、ぜひ頻繁に使って、使い倒して、味わい深く変化する様子まで楽しんでもらえたら嬉しく思います。