
後藤睦(木工)
繊細な技術に裏打ちされた作品群。
最終更新日>2021/03/09
文責>ムラヤマ 写真>ワカナン
長野県御代田町の木工作家、後藤 睦(ゴトウ ムツミ)
後藤さんは、伝統的な技法・木工ロクロの技術を活かし、器を中心に日常の生活に溶け込む作品を作っています。わざわざではパン皿やお盆、器を中心に、花器など生活を美しく演出する日用品全般を取り扱っています。木のぬくもりを感じられる手触りを是非生活に取り入れて頂けたら嬉しいです。人気のため商品が欠品した場合、入荷までにお時間がかかります。ご了承をよろしくお願い致します。
後藤睦 プロフィール 1977 東京生まれ 飛騨国際工芸学園にて木工の基礎を学んだ後、伝統工芸 南木曽ロクロ細工で修行。現在、長野県御代田町で木工所を開設。
お互い年をとりました。笑。

工房で娘ちゃんも一緒に。
実はわざわざで勤続7年のゴトウ店長は後藤睦さんの奥様で、かれこれゴトウ店長が入社してからお付き合いが始まりました。工房に伺って作品を見せてもらったのがきっかけで、それからずっといい付き合いが続いています。むっちゃんと呼んでいますが、お互いあれから歳をとりましたね。これはかれこれ2年前の工房へ行った時の写真です。

いつも工房に足を運ぶと、花が活けてある。こういう心遣いが嬉しい。

木工所とは思えないほどの綺麗さ。片付けられていつもすっきりした工房風景。素晴らしい。
挽物が専門です。
後藤さんは、木材を原木から仕入れて、自分で木材をカットするところから全て一人で作っている。作品に合わせて木取りしていくので、木材を適材適所に配置することができるのが利点だ。最終的な仕上げ(オイル・漆)加工まで全て一連で作られる作品

木取りの作業風景。本当に木から皿が作られるのだ。

お皿一枚分にカットしていく。

後藤さんは和ろくろを使って挽物(丸い)を専門に作っている。

段々と形が見えてくる。
全てにおいて丸いんです。

お皿になります。
後藤さんの作品は本当に丁寧な仕事で、全てにおいて丸いというのが好きなところだ。丸いというのは形の話だけではない。作品は兎に角、作りが丁寧でどこから見ても気持ちの良い形が特徴だと思う。磨きも素晴らしく手触りがよい。長期間使っていても作品の肌が全く毛羽立つこともなく、経年変化も豊かである。使う人のことを考えられた優しい作りで、とにかく丸い。使っていていつも側に置きたいと思う。毎日使い続けているけど全く飽きないのが、すごいと思う。

完成するとこんなに素敵。