KONO コーノ

KONO コーノ

大正14年創業、珈琲サイフオン株式会社

最終更新日>2022/08/16
文責>鈴木誠史 写真>若菜紘之


あくなき研究を重ねて

KONO コーノ

コーヒー器具ブランド「KONO(コーノ)」で知られる、珈琲サイフオン株式会社。

1925年(大正14年)東京で創業した同社。初代社長・河野彬氏がガラス製コーヒー器具を考案し、「河野式茶琲サイフオン」として販売を始めたことからその歴史が始まりました。1927年には日本橋三越で実演販売を行うなど、日本を代表するコーヒー器具となりました。

昭和に入ると、二代目社長・ 河野敏夫氏の研究によってKONOはさらに発展していきます。「コーヒー器具を作るにはコーヒー豆を知らなければ」という観点に立ち、コーヒーの焙煎の指導を受けるなど長年研究を重ねていきます。

KONO コーノ

名門ドリッパーセット ブラックハンドル

KONO コーノ

1973年(昭和48年)には、5年の歳月を経て開発した「名門円錐フィルター」を発売。ペーパーフィルターとネルフィルターの長所を兼ね備えたこのフィルターは、瞬く間に喫茶店のカウンターに立つプロが愛用する道具として広がっていきました。

「名門円錐フィルター」はその後、三代目となる現社長・河野雅信氏の手によって家庭用に改良。1985年(昭和60年)に「ドリップ名人」として発売されたことで、一般のコーヒー愛好家にも愛用される道具となったのです。

長年の研究が生んだ独自のコーヒーの抽出方法と焙煎技術は「KONO式(コーノ式)」と呼ばれ、その極意を学ぶ塾があるほど定評を受けているKONO。より美味しい1杯のために、近年では2010年・2015年にも「名門2人用フィルター」に改良を重ねるなど、あくなき努力は今もなお続いています。

KONO コーノ

手軽に本格コーヒー
KONO式ドリッパーの特徴

KONO コーノ

KONO(コーノ)式ドリッパーの特徴は、ペーパー式ドリップの手軽さで、ネルドリップに近い香味のコーヒーが淹れられること。ネルドリップの特徴は、きめ細やかなネルフィルターでコーヒーがゆっくりと濾過されるので、豆本来の持つ酸味や苦味、コクをしっかりと抽出できることにあります。

KONO コーノ

フィルター下部のみにリブがあります。上部にペーパーが貼りつくため、コーヒー液がセンターに集中するように作られており、コーヒー豆の味・風味すべてを逃さず抽出できる構造です。

フィルターの内側には何本かの溝があり、この溝の構造がコーヒー液の落ちる速度を調節する役目を果たしてます。この溝の構造を編み出すために、膨大なデータを取り研究を重ねたといわれています。

フィルターにドリッパー
“名門”が一式揃うセット

コーヒードリップが初めての方も、そうでない方も。プロも愛用したKONO式で、至福の時間を楽しんでみませんか? 普段とは一味違う味わいを楽しんでいただけるかもしれません。

KONO コーノ

わざわざでは「名門フィルター」と「名門ドリッパー」をそれぞれ単品でご用意しているほか、コーヒーグッズが一式揃う「名門ドリッパーセット」もございます。

KONO コーノ

名門ドリッパーは1〜2人分淹れられる「2人用」と1〜4人分淹れられる「4人用」からお選びいただけます。